母だからできる?日常に確かにある課題に立ち向かった3人の女性起業家

母になると〇〇があったらいいな…と思うことが沢山あります。しかしそれが市場に存在していないのは、市場が「あったらいいな」に気付いていない、もしくは気付いていて誰もやろうとしないためであることが多いです。そこで今、母だから思う「時間が足りない」「健康に気を使いたい」「誰かに悩みを相談したい」という漠然とした不安を解決しようとする企業が、イギリスで誕生しています。今回ヨーロッパにて活動している私が、最近よく耳にする母が作った女性向けのサービスをご紹介します。女性起業家が、女性のために作るサービスには一体どんなものがあるのでしょうか?そして彼女たちはどんな思いで、起業という選択を取ったのでしょうか。

OLIO:フードシェアリング

「忙しすぎて最近まともにごはんご飯を作れていない」「今日ご飯作るのめんどくさい!」

OLIO』はフードシェアアプリで、近所の人、地元のレストランやカフェとをつなぎ、余ってしまった食べ物を捨てることなくシェアすることができます。アプリを開いて、写真・説明・食材がいつどこで入手できるかを入力するだけで簡単に情報発信、そして気に入った食材の受け取りを行うことができます。フードシェアリングによって、新たな地域コミュニティが生まれています。

例えば、時間のない働く母が近所から手作りで栄養価の高いお惣菜をシェアしてもらう…主婦で時間があるのであれば、多めに作ってちょっとしたお小遣い稼ぎ。ライフサイクルに合わせてあらゆる使い方が期待できます。もちろん、お店の余り物もちょっと安く購入できるのであれば、今晩のおかずが時短で少し豪華になったりもしますよね。

このOLIOの創業者である、Saasha Celestial-Oneは決して家庭が裕福だったわけではありません。しかし努力を重ね、モルガンスタンレー入社し、スタンフォード大学でMBAを取得した後、起業しました。小さい頃に、他の人が捨てたゴミを拾って売っていたという彼女。彼女の原体験からも起業に至った一因が形成されています。

OLIO:https://olioex.com/about/our-story/

GYM BITES:ジャーサラダの販売

「忙しい毎日の中で実は気にしている、摂れてない野菜を毎日食べたい!」

GYMBITE』はジャーサラダを販売するスタートアップ。このサービスを使えば、新鮮なジャーサラダがオンラインで注文でき、自宅まで届けてもらうことが可能です。ダイエット食品という一定期間に使う商品ではなく、「生活の一部」として、だれでにでも馴染むブランディングを行なっている点が長期的に健康を考える母ならではの視点です。もちろん自宅だけではなく、仕事場であるオフィスにも、忙しい日の夕食にサクッとフレッシュなジャーサラダを持ってきてもらうこともできる、まさに働く母の味方です。忙しくても健康を忘れたくない方にぴったりのサービスですね。

CEOのAlexis Oladipoは実はうつ病経験者。セールスアシスタントに就いたのち、夢だったスタイリストを2年かけて目指すも失敗。その後お金がなかった彼女は清掃員などでなんとか食いつなぐも、挫折を経験した彼女はうつ病を患ってしまいます。うつ病からの克服と同時に起業したこのがGYM BITES。健康であることの大切さを誰よりも知っている彼女だからこそ説得力があります。彼女自身で新たなライフスタイルを女性たちへ提供して行くべく、自身のウェブサイトhttps://www.alexisadjei.com/で食や暮らしのあらゆる提案を行なっています。

Peanut :ママコミュニティ

「ママ友とか言われても仕事していると話が全然合わない」

Peanut』はママ向けのコミュニティアプリ。母同士のリアルな接点として働いている場所、共通の友達、子供の年齢などの情報から自分のステータスに近い母友達を見つけることができます。実際にPeanutを起業したのは、結婚して母親になり、「コミュニティがない」と感じたMichelleさん。そんな彼女のリアルな声から作ったサービスだからこそ、ママたちに響くサービスとなっています。

CEOのMichelleは、国際法律事務所Mishcon de Reyaの弁護士としてキャリアをスタートさせました。彼女は後でデート・アプリケーション『Badoo』に入社し、Badooの社内法制を変え、最終的に$100m以上の収益を生むマーケットリーダーの副社長に昇格。Badooでの彼女の時、MichelleはBumbleの立ち上げに大きな役割を果たしています。そうした華々しいキャリアの中で起業に至ったのは、彼女が母親になった時、母親となった女性を支えるソーシャルメディアがなかったから。「ないなら私が作る」そんな彼女のたくましさと行動力が、起業という結果につながったのです。

いかがでしたか?あらゆる女性向けサービスは、彼女たちの理想を実現する手段として存在していたようです。様々なバックグラウンドを抱えた彼女たち。結婚、出産、うつ、、女性に降り掛かってくる困難を切り抜けてきた母だからこそ、リアルでみんなが使いたいと思うサービスが生まれるのかもしれません。

母だからこそできることは、まだまだこの世の中に存在しています。

「私に足りない」を実現するための手段を創るのは誰にでも可能なことなのかもしれませんね。

参考:

FORWORKINGLADIES

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