ワーママ転職に特化したサイトとエージェントまとめ

転職が初めての方はもちろん、転職経験者であっても不安を感じてしまうのが、出産後、子どもを持ってからの転職ではないでしょうか。

家事・育児・仕事に追われる中で転職活動を行うと、誰かに相談する時間も取れず孤独な闘いになりがちです。ワーキングマザー(ワーママ)が、限られた時間の中で効率よく満足のいく転職活動をするためにはどのような方法で、どんな点に気をつけたらよいのでしょうか。

ここでは、ワーママが転職を成功させるためのポイントやおすすめの転職サイト・転職エージェントについてご紹介します。

ワーママが転職を考えるきっかけ

日経DUALのアンケート(※1)によると、ワーママの約8割が「転職を考えたことがある」そうです。多くのワーママが転職を考えるきっかけをみていくと、ワーママならではの悩みがうかがえます。

子どもを持ったことで、現職の条件と合わなくなってしまった。産前は問題にならなかった点でも、子どもを持ったことで働きづらさを感じることがあります。

「多様な人が働きやすい社会に変えていこう」という世の中の動きはあるものの、現実的にはまだまだこれから。現職での働きづらさや今後についての不安を感じて転職を考える人は多いようです。

転職を検討するきっかけとして具体的には以下の4点が挙げられます。

子育てと仕事の両立が難しい

子育ては体力勝負ですが、出産の平均年齢があがったこともあり産前と同じような仕事量では体力・気力が続かなくなってきます。

特に残業が当たり前の仕事についていた場合、勤務時間は減っても業務量はそのままということも多く、ワークライフバランスを保つことができず、転職を考える人も少なくありません。

子育てをしながら働ける制度がない

業務内容や職場の人間関係に満足していても、子育てをしながら現職を続けることが困難になる人もいます。特に「短時間勤務(時短勤務)」の制度が必要な方は多いでしょう。

その他にも、子どもの用事は丸一日使うものより1日のうち数時間が必要ということが多いものです。部分的にリモートワークやフレックス制度を利用できない場合は、有給休暇を取得する必要が出てきます。

そう行った背景から柔軟な働き方のできる会社へ転職したいと考える人も少なくありません。

時短取得年数に上限がある

「改正育児・介護休業法」で定められている通り「時短は子どもが3歳になるまで」と決まっている会社も少なくありません。(法律では努力義務として小学校就学前までは時短勤務などの必要な措置を講じるように努めなければならない、とされています)

しかし、実際には小学校低学年までは子どもを一人で帰らせたり、仕事が終わるまで家で留守番をさせることに不安を覚える人も多く、時短勤務終了を見据えて転職を考える人が多くいます。

上司・同僚の子育てへの理解がない

子どもが小さいうちや病気がちな場合、毎月数回休んだり、保育園からお迎え要請があり頻繁に早退をすることがあります。

その際に、残念ながら上司・同僚から心ない言葉を言われることで、後ろめたくなったり罪悪感を感じてしまう人もいます。また、周囲から何か言われるわけではない場合も、迷惑をかけていると感じてしまい転職を考える人も多いようです。

今後のキャリアアップが見込めない

復帰後に、いわゆる「マミートラック」と言われる簡単な仕事やサポート的な仕事になってしまうことがあります。会社が良かれと思って配慮をした結果の場合もありますが、マミートラックにより将来のキャリアが描けなくなってしまう人がいます。

また比較的社歴の長い会社では、子どもを持った女性はキャリアアップの道が慣例的に閉ざされてしまうこともまだまだ多いようです。他にも、前例がない場合や身近にロールモデルとなる人がいない場合に、キャリア設計が立てづらく不安に感じる人もいます。

ワーママの転職活動の進め方

転職活動の進め方は子どもの有無に関わらず共通の部分もありますが、ワーママならではの活動の進め方にはコツがあります。

自分の頑張りだけではどうにもならない予測不能なタイムロスが発生してしまいがちなワーママだからこそ、上手に取捨選択をして効率よく周囲を巻き込みながら進めていくことが大切です。

転職エージェントや転職サイトを見つける

転職エージェントや転職サイトはそれぞれに得意な職種、取り扱いエリア、サポート内容の違い等があります。まずは自分に合った転職エージェントや転職サイトを見つけましょう。

今ではワーママ特化のエージェントやサイトもあるのでまずはいくつか登録してみましょう。エージェントの場合は無料のキャリアカウンセリングを申し込めるところも多いので、転職活動をするかどうかで悩んでいる人も、一度相談してみると良いでしょう。

書類を準備する

求人を把握し、実際に応募する場合、ほとんどの選考に書類選考が含まれています。そのため、履歴書と職務経歴書の作成が必須です。

転職経験がない場合はゼロからの作成になるため、書類作成が一つ目の頑張りどころになりますが、エージェントを利用することで一緒に書類のブラッシュアップをしてもらえることもあります。応募の段階では履歴書の写真は不要であることも多いので、まずは書類を準備しましょう。

転職を検討していて現在育児休業中のワーママは、今も十分忙しい日々かと思いますが、できるだけ育児休業中に仕上げてしまうと良いと思います。復職後は、想定以上に時間がないと感じるワーママも多く、書類作成をする余裕がなくなってしまいます。

家族や周囲の理解を得ておく

ワーママの転職活動では、家族の理解や協力は不可欠です。

一人で抱え込まずに事前に話をして上手に家族や周囲を巻き込みましょう。面接の際に子どもをみてもらったり、書類作成や選考準備のための時間をもらうなど、協力してもらえる体制作りがあると無理なく転職活動を進めていけます。

パートナーや実家など頼れる環境がない場合、外部のサポート機関を利用できるよう事前に調べておくと良いでしょう。

ワーママに特化した転職エージェントの選び方

転職エージェントとは、転職したい人と企業のマッチングをするプロフェッショナルです。

キャリアカウンセリング、書類作成のサポート、面接対策、条件交渉などのサポートがあります。自分では考えてもいなかったようなキャリアプランを提案され未来の選択肢が広がったり、求人サイトには出ていない「非公開求人」を紹介してもらえることもメリットの一つです。

時間のないワーママにこそ、転職エージェントは強い味方です。上手に活用して効率よく転職活動を進めましょう。

複数登録がおすすめ

一口に「転職エージェント」と言ってもエージェントによって得意分野が異なります。

「バックオフィス・管理系ポジションの求人が多い」「ハイキャリア求人に特化している」「マネジメント層の求人が多い」「都内の求人がメイン」「幅広いエリアの求人を取り扱っている」など様々です。

専任のキャリアアドバイザーがつくこともありますが相性等もありますので複数登録して自分に合うエージェントを探すと良いでしょう。また、看護師や研究職などの専門職の場合、全く取り扱っていないこともありますので事前に確認が必要です。

希望条件に合う求人を探しましょう

希望条件・希望の働き方とは、例えば「入社時からの時短勤務OK」「リモートワーク可能」「フレックス制度が使える」「土日祝休み」「年収400万円以上」「外資系企業」「渋谷駅近辺」「残業なし」など、働く上で会社に求めることです。

ワーママ転職では全ての希望にマッチした求人を探すことはなかなか難しいため、優先順位をつけることが必要になってきますが、ここについては後述します。

また希望条件だけでなく「30代」「女性」など、現在の年齢や性別といった情報も、転職エージェントを選ぶ際に確認すべき大切な条件になります。

各エージェントのサイトを見るとそれぞれの強みや対象エリアが書かれていることが多いので確認すると良いでしょう。また「利用者の声」や「実績」が掲載されている場合は、自分の経歴や希望条件に似た人がいるかどうかという視点で見てみるとマッチしたエージェントを選べます。

ワーママに特化した転職エージェントを利用するメリット

ここ数年で、ワーママに特化した転職エージェントも増えてきました。

ワーママ特化の転職エージェントを利用するメリットのひとつは、一般的な転職エージェントに比べて「入社時から時短勤務OK」な求人、「子育てに理解のある」求人、「働き方が柔軟」な求人が多いため、紹介された中から自分にマッチした求人を探す手間を減らせることです。

また、ワーママ転職成功の実績やワーママ転職を成功させるためのノウハウを蓄積しているため、実績に基づいた有効なアドバイスをもらうことができます。

なによりワーママ特化の転職エージェントで働く人たちは、ワーママの状況や気持ちを理解したい、サポートしたいという気持ちが強いことが多いため、ワーママに対して理解があり、通常のやりとりや面接日程調整の際の配慮、企業との細かな条件面の交渉など、気持ちの面でも大きな支えになることでしょう。

ワーママにおすすめの転職サイト・転職エージェント

ワーママの志向性、転職タイプを7つに分けて、それぞれにおすすめの転職サイト・転職エージェントをご紹介します。

キャリア志向のワーママにおすすめ4選

QOOL(クール)キャリア

ワーママに特化した転職エージェント。書類添削や面接対策など手厚いサポートに定評があります。職務経歴書とご希望条件の提示で企業からオファーが届くオプションも人気です。

リクルートエージェント

非公開求人も合わせて、業界で最も多くの求人を保有。全国展開しているため、地方在住のワーママにも頼れるエージェントです。豊富な転職実績から構築された対策などサポートも充実しています。

dodaエージェントサービス

業界大手で求人も多数。全国展開しているため、パートナーの転勤に伴う転職の際にも頼りになるエージェントです。スカウトサービスを利用することで企業からのオファーがもらえる点も忙しいワーママには嬉しいポイントです。

マイナビエージェント(+Agent)

20代〜30代の転職に強いマイナビエージェントが特設ページを設けて女性の転職支援をしているのが「+Agent」。全国展開しており、女性の転職に特化したチームのサポートを受けられます。

ワークライフバランス重視のワーママにおすすめ6選

パソナキャリア

総合人材サービス大手のパソナが運営する、女性の転職に特化した転職エージェント。

業界トップクラスの求人数とサポートで、2019年・2020年オリコン日本顧客満足度調査「転職エージェント」第1位を獲得しています。

エスキャリア

「自分らしく働く・生きる」という価値観に理解のある求人の紹介をしています。

国家資格を持った女性のキャリアカウンセラーが、入社後も1年間定期的に面談を実施するなど安心のサポートがついています。

女の転職@Type

ワーママの応募歓迎!アパレル、介護、保育などの専門職専用サイトもあります。雇用形態も正社員からアルバイト、業務委託まで幅広く選択可能なので自分にあったスタイルの求人を探せます。

日経WOMANキャリア

こちらは、約30の大手転職サイトに掲載されている女性向けの求人を集めたサイトです。そのため求人数も多く、業界・職種も幅広く揃っています。

ランスタッド

全世界に5,500拠点を置く、世界最大級の外資系派遣会社です。

日本でも北海道から九州まで93拠点あり、幅広いエリアの求人を探すことができます。70項目以上のこだわり項目で求人を検索できるので、ワークライフバランスを重視しながらも、英語のスキルを生かしたキャリアを積みたい人などにおすすめです。

エン転職WOMAN

全国展開しており、月木の週2回求人が更新されます。「時短勤務OK」「在宅勤務やリモートワークOK」。登録することでスカウトが受けられる無料サービスもおすすめです。

時短正社員で転職をしたいワーママにおすすめ4選

QOOLキャリア

時短正社員求人をメインで取り扱っており、「フレックス制度あり」「リモートワークOK」な求人が多い。

書類添削や面接対策など期待を超える手厚いサポートにも定評があります。企業からオファーが届くオプションも魅力。

LiBzCAREER

リブズキャリアはキャリア女性のための転職エージェント。

退社時間だけでなく、最寄りの駅を入れて帰宅時間で検索ができたり「育児中役員在籍」や「ママ社員活躍」などママが不安に思うポイントでの検索が可能。企業からのオファーが届くため効率よく転職が進められます。

リアルミーキャリア

「時短正社員のための転職支援サービス」と謳っている通り、東京23区の入社後すぐ時短が使える正社員求人を取り扱っている転職エージェントです。育児中のアドバイザーがサポートしてくれる点も安心できるポイントです。

スマートキャリア

時短求人に特化しており、派遣や業務委託、正社員など幅広い雇用形態の求人を探すことができます。30代前半〜40代前半の利用が多く、希望の時間・日数でもやりがいのある仕事がしたい人におすすめです。

ベンチャー企業で働きたいワーママにおすすめ6選

QOOLキャリア

ワーママに特化した転職エージェントです。働き方が柔軟な企業の求人はもちろん、お仕事を探しているワーママひとりひとりに併せて企業に交渉をしてくれます。大手転職エージェントにはない中小企業からスタートアップの求人に出会えます。

LiBzCAREER

リブズキャリアはキャリア女性のための転職エージェント。カルチャーマッチ診断を使ってあなたに合う求人を探せます。「リモートOK」「フレックスOK」はもちろん、「週3、4勤務」「副業OK」などの求人もあります。

スマートキャリア

「週3日勤務」「1日5時間勤務」などの時短勤務求人に特化し、ブランクから復職したい女性が使いやすい転職エージェント。家庭と両立したい方やダブルワークをしたい方におすすめ。

ママテラス

柔軟な働き方を希望するキャリア人材と、社会的課題に取り組むスタートアップをマッチングさせる転職マッチングサイトです。

成約者の80%が正社員採用で、70%が35歳〜44歳、という一定キャリア積んだ人という特徴があります。

Reworker

「リモートワーク」「時短勤務」「フルフレックス」「副業OK」など新しい働き方の求人だけを紹介するメディアです。クリエイティブ職種に関わらず全職種を対象としています。登録すると全ての求人詳細をみることができます。

Wantedly

『「はたらく」を面白くするビジネスSNS』という通り、一般的な転職サイトとは全く異なる形式です。

ベンチャー企業がメインで掲載されており、求人票には必須の給与・勤務時間等の記載はありません。代わりに「価値観」や「なぜやるのか」などの内面的な部分が詳細に書かれています。「話を聞きにいきたい」ボタンから気になる会社の社員と直接会うことができます。

ハイキャリアワーママにおすすめ3選

BIZReach(ビズリーチ)

年収1,000万円以上の求人が3分の1以上。8割以上がスカウトからの転職成功者で経営幹部や管理職へのハイクラス転職をしたいワーママにおすすめ。

JACリクルートメント

30代〜50代の年齢層に強く、管理職や外資系企業・海外勤務のある企業など語学力を生かした仕事を探したい、将来海外赴任も視野に入れたいワーママにおすすめ。

withwork(ウィズワーク)

過去最高年収500万円以上の、ハイキャリアのママパパに特化した東京23区内にあるWebベンチャーの正社員・業務委託求人を取り扱っています。

未経験で挑戦したいワーママにおすすめ4選

リクナビNEXT

全国展開しており、「未経験者歓迎」で絞り込みもできるため検索がしやすく希望にあった求人を見つけやすい。女性が働きやすい求人特集など、ワーママに嬉しいカテゴリーもあります。

doda WomanCareer

こちらは転職エージェント大手のdodaが女性の転職のために設けた特設サイトです。

全国の中小企業から大手企業までの求人が多くなっています。「業種未経験歓迎」「職種未経験歓迎」で検索が可能。

女の転職@Type

全国の求人を網羅しており、未経験でもOKな正社員の事務求人が掲載されています。

選考通過の可能性が高い求人をピックアップしてくれるなど、エージェントを使うのはハードルが高いと感じるけれど、自分にはどんな仕事が向いているかわからない人向け。

はたらこindex

大手人材エージェントと「バイトル」を運営するdipが保有する求人を全て掲載。

正社員からパートまで雇用形態の幅広さと求人数の多さが特徴です。応募した求人によってはエージェント登録が必要です。「未経験OK」での絞り込みも可能。

扶養の範囲内で働きたいワーママにおすすめ4選

はたらこindex

大手人材エージェントと「バイトル」を運営するdipが保有する求人を全て掲載。

正社員からパートまで雇用形態の幅広さと求人数の多さが特徴です。「主婦(ママ)歓迎」での絞り込み検索も可能です。

はたらこねっと

派遣求人がメインですが、正社員からパートまでの求人も取り扱っています。時短勤務や、再就職を目指すブランクのあるママ向けのページも充実しているため、育児が一段落して再就職したい人にもおすすめ。

テンプスタッフ

子どもが小さいうちは派遣社員として働きながら「紹介予定派遣」で正社員の道を目指したい人におすすめ。半日有給休暇など福利厚生も充実しています。

バイトル

アルバイト・パートを検討するワーママは、バイトルがおすすめです。アルバイトというと飲食・販売などの職種をイメージする人もいるかもしれませんが、オフィス系の求人も多数あります。

関東以外の人はバイトルのロゴ横にある「関東」または「▼印」をクリックすると全国エリアが選択できます。

転職先の雇用形態:メリット・デメリット

ワーママになると時間の制約ができる人が多く、その際に悩むポイントのひとつが「雇用形態」です。それぞれどんなメリット・デメリットがあるのか説明していきます。

正社員のメリット・デメリット

終身雇用が崩壊した今「正社員だから安心」ということはありませんが、それでもまだまだ景気や社会情勢を理由に契約が終了になりにくかったり、福利厚生など待遇面でのメリットがあります。

また、裁量をもって働ける、キャリアを積みやすいなどキャリアに比重の大きいワーママにとってのメリットは大きいです。

逆に、ワーママで正社員の求人を見つけることが難しい、仕事に大きな責任が伴う分プライベートを調整する必要があるなどがデメリットとしてあげられます。

契約社員のメリット・デメリット

パート・アルバイトに比べ、契約期間が定められている場合もありますが、月給制で社員登用を前提とした契約であることもあります。

正社員と比べると、業務に制約を感じる人が多く、勤務時間もパート・アルバイトと比べると柔軟ではないことも多い点がデメリットです。

労働契約法や派遣法が刷新され、有期労働契約が5年を越えて更新された人は、労働期間の定めのない無期労働契約に変更できるようになりましたが、実際には5年のタイミングで契約が終了するといったこともあるようです。

派遣社員のメリット・デメリット

他の雇用形態と大きく違うのは、雇用契約を勤務先ではなく派遣元の会社と結ぶ点です。

メリットは、業務内容が特定の領域に限定されていることも多い点で、未経験職種に挑戦したり専門分野の実務経験を積むための働き方として選ぶ人もいます。また、勤務先が変わっても派遣元が変わらなければトータルで勤務期間が換算され、育児休業なども取得可能です。

デメリットは、雇用の不安定さや派遣期間に3年の上限があり、同じ職場に長くいられないといったことがあげられます。

パート・アルバイトのメリット・デメリット

パートとアルバイトは法律上での違いはありません。勤務期間・曜日・勤務時間が正社員に比べて短い労働者のことを指します。

パート・アルバイトのメリットは何よりも時間の融通を利かせて柔軟に働けることです。

逆にデメリットは雇用の不安定さや給料の低さになります。

ワーママ転職で人気の求人の特徴とは?

ワーママには共通の事情や悩みも多く、必然的に求人に求める希望条件が同じになってきます。人気の求人にはどんな特徴があるのでしょう。

入社すぐの時短勤務ができる

多くのワーママにとって、保育園や学童のお迎えに行く必要から「時短勤務OK」は外せない条件になっています。

お迎え時間以外にも、子どもが小さいうちはできるだけ食事や就寝の時間を早めたいという思いを持つワーママも少なくありません。

在籍している社員のための時短勤務制度がある企業は多いのですが、中途社員が入社時から使える求人は多くないため、時短入社OKの求人を扱う転職エージェントを活用する、フルタイム求人に応募する際に入社時からの時短勤務が可能か確認するといったことが必要です。

正社員雇用が前提

終身雇用がなくなったとはいえ、まだまだ雇用や給与の安定や福利厚生など待遇の良さから正社員を希望する人は多いです。また、次に繋がるキャリアを築くために正社員を希望することもあります。

但し、時間に調整のつきやすいイメージから一般事務・営業事務などを希望する人は多く、倍率が大変高いことも事実です。

未経験の場合は、派遣やパートなどで実務経験を積んでから紹介予定派遣や社員登用ありの契約社員などで正社員を目指す方法もあります。

自宅から近い場所に職場ある

ワーママ転職で必ず上位にあがる希望が「自宅から近い職場である」ということです。

必ず上位にあがるのにはやはり訳があり、時間の制約があるワーママにとっては通勤時間をいかに短くして勤務時間を増やすか(=給料を増やすか)が大切です。

また、災害時や子どもの急な体調不良の際にもすぐに駆けつけることができるという点でもできるだけ自宅から近い職場が良いものです。但し、ここについてはリモートワークが利用できることで解決できる場合もありますので制度とセットで考えると良いでしょう。

企業がワーママを採用するメリット

ワーママの中には「なぜ時短で急な欠勤や早退もあるかもしれないワーママを採用してくれるのだろう?」と思う人もいますが、もちろん企業にとってもワーママを採用するメリットがあります。ワーママだからこその人材的魅力に自信を持ってくださいね。

既存社員への良い影響

時間に制約のあるワーママは、限られた時間の中で成果を出すために工夫をしながら業務に取り組む傾向にあります。そのような姿勢が他の社員に与える良い影響に期待する会社は少なくありません。

ワーママならではの視点

ママになったことでこれまでとは違う価値観や視点を持ち、多様なアイデアが生まれることがあります。また、特に取り扱っている商品がママ向け・子ども向けの場合などはワーママからのアイデアを生かしたいと期待されることもあります。

多様な価値観の混在する世の中では、企業の中にも多様な人材が必要です。

「女性が働きやすい企業」というイメージUP

企業にとって優秀な人材を確保していくためには、子どもを持ちながら活躍するロールモデルの存在は必須です。

在籍する若手女性のキャリアプランのお手本として不安払拭の一助になることはもちろん、会社のイメージUPにも繋がります。

ワーママ転職は難しい?成功と失敗のポイント

「ワーママの転職は難しい?」答えは「YES」です。普通の転職よりも転職活動にかけられる時間も少なく、考えなくてはいけない条件も多いため決して簡単ではありません。

ただし、悲観する必要はありません。ワーママの中には希望の条件で転職を成功させたり、年収アップの転職を叶えている人も多くいます。以下にワーママ転職における成功・失敗のポイントをご説明します。

自分自身のことを知る

ワーママ転職で一番大切なことは「自分自身のことを知る」ことです。

採用する企業が知りたいことは、子どもの有無や何時間働けるかということではなく、「あなたが何ができる人なのか」「自社で活躍してくれる人なのか」ということです。

これまで自分が何ができるのかということを客観的に理解し説明する機会がなかった人は、職務経歴書作成や面接で上手く伝えることができず、つまづきやすい傾向にあります。

一人で振り返り、整理をするのが難しい場合は転職エージェントのキャリアカウンセリングなどを上手く活用すると良いでしょう。

大切にしたい価値観や最低限譲れないものを知る

転職を希望しているということは、現状に少なからずの不満を感じていたり、変えたい想いがあることが多いと思います。まずはそれらを書き出してみましょう。

また、それぞれの不満に対してどうなったら良いのか、理想も書き出してみましょう。そうすることで自分の大切にしたい価値観などが見えてきます。

ワーママ転職で失敗する人は、ここであげた理想の姿を全て叶えようとしてしまったり、希望条件に優先順位がきちんとつけられていないことが多いです。

そのような状態で転職活動を進めると、応募企業が決められなかったり選考途中で一貫性を欠いてしまい選考に落ちてしまいます。

選考を進める中で段々と見えてきて固まることもありますが、自分にとって最低限譲れないものは何かを是非一度考えてみてください。

経験を生かせる求人を探す

ワーママ転職では未経験に挑戦するよりも、これまでの経験を生かした転職をすることがおすすめです。

多くの場合、フルタイム可能であっても残業ができなかったり、時短勤務を希望する人が多いと思います。初めての仕事ではどうしても業務のインプットや慣れに時間もかかりなかなかすぐには成果を出せないため、本人にも焦りが出てしまいます。

面接でこれまでの経験をアピールする際には、環境が変わっても同じように成果が出せることを説明することが大切です。これまで自分がどのような点に課題を見出してどう行動し結果を出してきたのか、など、プロセスにも注目してアピールできるようにしておきましょう。

制度や条件ありきはNG

リモートワークやフレックス、有給取得など働き続けられる環境があるかどうかはとても気になる点です。しかし、最初から制度ありきという姿勢を見せることはおすすめできません。

企業側には、まずどんな実務経験を持っていて、何ができるのか、何をしていきたいのかを伝え、先方も一緒に働きたいという思いをもった時点で初めて一緒に働いていくための環境があるのかどうか、確認をすると良いでしょう。

できないことややりたいことを正直に伝える

面接では、焦りなどからついできないことも「できます」と答えてしまうことがあります。万が一そのまま内定を得ることができたとしても、実際に働き始めてから無理があっては転職成功とは言えません。

例えば「急な残業は難しい」など、できないことは正直に伝えましょう。その上で、家族などにも協力してもらいながら、可能な範囲内でできること・今後やっていきたいことを伝えるようにしましょう。

ワーママ転職における注意点

ワーママ転職では普通の転職とは異なる注意点もあります。事前に把握できていることで、転職活動を本格的に始める前からリサーチするなど準備できることもありますので是非チェックしてみてください。

子どもの預け先を確保する

最近は、面接もオンラインで受けられるところが増えてきたため、「面接は可能なら子ども同席」で、と考える人もいるかもしれません。

しかし、子どもが同室にいるとどうしても集中できなかったり面接の途中で入ってきてしまったりして100%の実力を発揮できなくなってしまいます。可能であれば、面接の時間だけでも預け先を確保して面接に臨みましょう。

また保育園の年齢の子どもがおり、転職活動時にまだ預け先が確保できていない場合は、不確か要素が強いために企業も内定を出しづらくなります。

保育園申請をしていること、入れる可能性が高いこと、入れない場合は代わりの預け先を確保していることなどを伝えておくと良いでしょう。

離職後の転職活動における注意点

既に保育園に預けている子どもがいるワーママで、離職後に転職活動を行う場合、エリアによって「休職中」の扱いが異なりますので注意が必要です。

事前に役所に「休職扱いになる期間」「保育園継続が認められるための条件」「継続のための必要書類」「必要書類の提出期限」などをしっかり確認しておきましょう。

また、エージェントを利用する際は、上記の点を明確にエージェントに伝えることで、選考期間を短くできるよう配慮があったり、内定後に企業側へ記入してもらう書類についてのやりとりがスムーズになります。

今ある環境を変えることはできないかを考える

ワーママ転職は体力・気力が必要です。「契約が切れてしまった」「会社が倒産してしまった」「引越しで退職せざるを得ない」など、自分では変えることのできない理由の場合は仕方がありませんが「現職でやりたいことができない」「給与が上がらない」などの理由の場合はまず一度上司に相談するなどして変えることができないか行動に移してみることをおすすめします。

実は次回のタイミングで昇給させる予定で希望年収になった、相談してみたら業務内容を変更してもらえた、など行動に移すことで改善できることもあります。

慣れない環境で働くことは、業務を覚えることや人間関係、会社に馴染むことなどゼロから築き上げていく必要があるため少なからず心身共に負荷がかかるものです。

面接で、転職理由を説明する際にも「現状への不満」に対して何も行動に移さずに転職活動をしているのと、行動に移した上で改善が見込めず転職活動をしているのとでは企業への映り方が全く異なります。

転職活動するときに大切なこと

家事も育児も仕事もしながら転職活動を進めることは、本当にハードです。

転職を決めてから内定をもらうまで、半年以上かかることも珍しくありません。なかなか決まらず心が挫けそうになることもあるかと思いますが、そんな時もうひとふんばり最後まで頑張れるかどうか、は以下のことについてしっかり考え行動できていたかにかかっています。転職活動をする前に、是非一度考えてみてください。

自分は何のために働くか?を明確にする

仕事をすることが当たり前になりすぎていて、意外とちゃんと向き合って考えたことがない人も多いかもしれませんが、改めてなぜ自分は働くのか?を考えてみることはとても大切なことです。

ワーママは本当の自分の気持ちに蓋をして、例えば「本当はキャリアアップしたいけれど、今は無理だろう」と考えて業務内容を後回しにした転職をしてしまう、など起きやすいものです。

ここについては人それぞれの価値観があるため、正解はありません。

「子どもが興味をもったことを応援できるための教育費を稼ぐため」でも「なりたい姿があるため」でも良いのです。自分が何のために働くのか?が明確になっていると、転職活動をする上でも軸がブレませんし、転職先で実際に働いていく中で大変なことがあっても乗り越えていけるはずです。

家族を巻き込む

ワーママの転職は自分だけのものではなく、家族のためでもあることが多いものです。

また、転職をすることで送迎の時間が変わったり、育児・家事分担を変えざるを得なかったりと家族へも影響が及ぶため家族の理解や協力が不可欠です。

転職活動は、より良い未来にするために行うはずのものであるのに、逆に夫婦仲が険悪になってしまったり、子どもとの関係が悪化してしまっては残念ですよね。ただ、転職活動疲れからこのような悩みはよくあることのようです。

転職活動を行う前に、転職活動をする理由・目的をしっかり家族で話し合い、理解を得た上でスタートしましょう。子どもが小さいうちは、理解することは難しいため、パートナーに日常の子どものフォローをお願いするなど、これをきっかけに以前より家族の絆が強まると良いですね。

まとめ

ワーママの転職は決して簡単なことではなく、普通の転職より時間的にも体力的にも厳しいものです。しかし、出産後に「自分の過去を振り返り、未来を描く」「自分自身とじっくり向き合う」時間を作る機会はなかなかありません。

子どもはいつか大きくなり、ワーママではなくなる時がきます。忙しいとつい目の前のことに考えがいきがちですが、長い目で見て5年後10年後の未来にとって、今どんな選択をしたら良いのか。転職活動を良い機会と捉えて取り組んでいけたら、後悔しない結果が得られるのではないかと思います。

※1株式会社日経BPが運営する『働くパパとママを支えるWEBメディア 日経DUAL(https://dual.nikkei.com/)』が2015年6~7月に「ワーキングマザー『転職』に関する希望と実態」という調査を実施。275人からのアンケート結果に基づく。https://dual.nikkei.com/article/055/80/

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