QOOLキャリアサロン イベントレポート「復職ママの #両立チーム育児 プロジェクト〜キックオフ〜」

今回は2/6(水)にQOOLキャリアサロンにて開催されました「復職ママの #両立チーム育児 プロジェクト〜キックオフ〜」の様子をレポートします。

本サロンは、両立支援サービス「エスキッチン」を運営する、株式会社エスキャリア・ライフエージェンシーとの共催イベントで、復職を控えたママたちが、それぞれの家庭でいかに協力して育児をおこなうのかという「チーム育児」の構築がテーマになっています。今回はそのキックオフイベント。

当日はNPO法人ファザーリング・ジャパン理事の林田香織さん、株式会社エスキャリア・ライフエージェンシー代表の城梨沙さんによるトークセッションから始まりました。

NPO法人ファザーリング・ジャパン理事 林田香織さん

NPO法人ファザーリング・ジャパン理事の林田香織さんはご自身も三児の母として自らの体験を踏まえながら、チーム育児の大切さを語っていただきました。

「チームわが家で行こう!」をテーマにワンオペ育児になりがちな子育てを「サポーター」と称した、夫や祖父母等の家族、友人、職場、家事代行やファミリーサポート、ベビーシッター等のサービス、そして学校・保育園等の先生、時短アイテムやWebサービス・アプリ等のテクノロジーをうまく利用しながら進めていくことが重要と話をされました。

株式会社エスキャリア・ライフエージェンシー代表 城梨沙さん

株式会社エスキャリア・ライフエージェンシー代表 城梨沙さんは、今まさにチーム育児に奔走している当事者としての体験を赤裸々に語っていただきました。前述した林田さんのサポーター、先生、テクノロジーを駆使しながらうまく育児を行っているとのことでした。

<城さんが実践しているチーム育児> 

  • Googleスケジュール:夫婦の予定を共有・見える化
  • 食洗機:少ない量のお皿も食洗機で洗う
  • 掃除 :コードレス掃除機で朝5分程度(全体掃除はシルバー人材さん週1の掃除代行)
  • 洗濯 :種類にわけて対応。平日は全自動コース(乾燥まで)のみ ・買い物
  • 食事:パルシステム(宅配)、エスキッチン(作り置き)、たまに外食
  • 育児 :保育園、ファミリーサポート、子育てインターンの学生
  • 保育園のママ友:日曜日はだいたいどちらかの家で過ごしている

話の中で特に印象に残ったのが、シッター、ファミリーサポート、子育てインターンの学生、シルバー人材センター等の様々な人が日常的に家族に関わるメリットについて。核家族化が進行する昨今、特に都市部では地域の方々や知人以外の方々と良くも悪くもコミュニケーションを取り合う機会が減っています。そうした新しい出会いを通じて夫婦も子どもも多様な経験ができているとお話をされました。

これは一昔前の「地域で行う子育て」の現代版であり、林田さんはこれを「拡家族」と称しチーム育児の理想的な状態とお話されておりました。

お二人のトークセッションが終わり、ワークショップに移っていきます。

#両立チーム育児 を達成するために①〜③のテーマについて参加メンバーがそれぞれ話し合います。
① 「チームわが家」のチャレンジ領域を決める
② 壁・ハードルになりそうなことを洗い出す
③ ②の壁・ハードルをどうやって乗り越えるか?

最後に、直近どのように行動するのかを宣言して終了になりました。

トークセッションでは「夫が単身赴任。だが子育てしながら職場復帰するにはどうすればよいのか…」「夫はチーム育児に協力的ではあるが、主体的ではない。わたしからの指示がなければ動かない。どう巻き込んでいくか。」など、リアルな悩みや価値観をシェアする場面が多く見られました。

本プロジェクトはこのイベントのみで完結するかたちではありません。それぞれのメンバーが「 #両立チーム育児 」を達成すべく、宣言した行動を実際に行い、SNSや中間報告会で共有しながら本当の意味での「チームわが家」を目指していきます。

今後も複数回のサロンを経ながら参加メンバーの「チームわが家」の成長過程をお伝えしてまいります。乞うご期待!

お子さんも一緒に参加!これから「チームわが家」達成に向けて頑張りましょう!

まとめ・編集後記

「復職ママの #両立チーム育児 プロジェクト〜キックオフ〜」

いかがでしたでしょうか?

これからはじまる「チームわが家」作り、そして「 #両立チーム育児 」が達成されていく過程が楽しみでなりません。

編者はチーム育児スタートを控える男性ではありますが、夫そして将来の父としての立場からも非常に学びのあるサロンでした。

これから少なからず人口減少していく日本社会において、子ども1人を育てるのに費やす時間、労力、社会的責任は大きくなっていきます。その中で、子どもにとって家族にとってよい未来を描く上で必要なのは、夫そして妻両方の「余裕」と「時間」です。

現在、核家族化が進む中で、どうしても一般的には妻側の「余裕」「時間」が奪われてしまっている印象を受けます。#両立チーム育児 の考え方が広がることで、夫婦二人で目を見て会話する時間が増え、子どもにとって家族にとってよい未来とはなにかを話す機会が多くなっていくと良いなと感じました。

QOOLキャリアサロンでは、より自分らしくキャリアを作っていきたい、自然な生き方を実現していきたい、女性、そしてママさんを応援するべく、今後も様々なイベントや情報発信を行っていきます。引き続きよろしくお願いいたします。