ワーママの転職は難しい?その理由と成功事例

ワーママの転職においてうまくいかない理由のいくつかが「求人条件が合わない」「不合格理由がわからず改善できない」「正社員以外の雇用形態を求められる」などです。

さらに一般の転職者に比べると転職活動に割ける時間が少ないため、1つ1つの選考が貴重になってくることも理由の1つです。

では、そんなワーママの転職で成功している人はどのように活動をしたのでしょうか。ワーママ専門のエージェントであるQOOLキャリアが行ったワーママ309名へのアンケート結果と実際の転職事例をもとに解説していきます。

ワーママ309人へのアンケートで見えた転職のリアル

Q.いまの就業状況は何ですか?

  • 就業中:138名
  • 離職中:70名
  • 育休中:101名

Q.子どもの年齢を教えてください。

  • 0-1歳:44.6%
  • 1-2歳:24%
  • 2-3歳:12.3%
  • 3-歳:16.5%

※妊娠中5名、子どもいないという回答9名あり

0-1歳と早期で転職したいを考えているワーママが多く、また妊娠前・妊娠中に検討していることから「いまの職場は子育てしながら働き続けられる環境ではない」と考えている方が多いようです。

Q.転職活動を始めた理由を教えてください(複数回答可)。

  • 1位. 子育てをしながらの働きづらさを感じたため:80(25.9%)
  • 2位. 復職後やりがいを感じられなかった:51(16.5%)
  • 3位. 子育てしながらキャリアアップが見込めなかった:48(15.5%)
  • 4位. 通勤時間が長い:40(12.9%)
  • 5位. 時短勤務ができない・継続できない:26(8.4%)
  • 6位. 出産後も働きたかった(離職中など):9(3.5%)
  • 7位. 残業時間や休日のあり方が嫌だった:8(3.2%)
  • 8位. 正社員になるため:4(1.6%)
  • 9位. 他の仕事もしてみたい:3(1.2%)

一般的なビジネスパーソンへのアンケート結果は以下のようになっています。

  • 1位. 他にやりたい仕事がある
  • 2位. 会社の将来が不安
  • 3位. 給与に不満がある

(『DODA転職理由ランキング』引用)

一般的なビジネスパーソンとは転職理由が大きく異なることがわかります。一般的なビジネスパーソンは仕事内容や給与などが転職理由になっている反面、ワーママの転職では「子育てをしながらの働きづらさを感じたため」の回答が圧倒的に多くなっています。

5位の「時短勤務ができない・継続できない」が8.4%と少ないことから、制度自体ではなく、職場での雰囲気や居心地の悪さを感じている方も少なくないようです。

また復職後の配置転換や役割変更によって、これまでのキャリアを活かしきれなかったり、時短勤務によって十分な成果をあげられないなども影響しているようです。

ではこうした方々の希望条件はどのようになっているのでしょうか。

Q.働く上でもっとも譲れないことを教えてください。

  • 1位. 子育てに理解のある会社文化:236(76.6%)
  • 2位. 年収:32(10.3%)
  • 3位. 働く上での制度:28(9%)
  • 4位. スキルアップ:9(2.9%)
  • 5位. その他

一般的なビジネスパーソンへのアンケート結果は以下のようになっています。

  • 1位. 自分がやりたい仕事かどうか
  • 2位. 自分の経験や知識が活かせる仕事かどうか
  • 3位. 給与額

(『日経WOMAN調べ』引用)

やはり条件に関しても仕事内容や待遇が重要視される一般的な回答に比べると、会社文化という求人だけでは判別しにくいポイントが上位に来ていることがわかります。

Q.働く上で2番目に譲れないことを教えてください。

  • 1位. 年収:127(41.1%)
  • 2位. スキルアップ:109(35.2%)
  • 3位. 子育てに理解のある会社文化:42(13.5%)
  • 4位. 働く上での制度:29(9.3%)
  • 5位. その他

希望条件としてもやはり「子育てに理解のある会社文化」がダントツで多いようです。ワーママになってからの転職は働き続けられる環境であることがもっとも大事。次にスキルアップや年収などの条件がきます。

特に急な早退が発生するタイミングでは周囲の理解が不可欠です。ではこれらの条件を満たす転職活動はどのように行えば成功し、どのようにすると失敗するのでしょうか。

よくある転職活動の状況をもとに解説していきます。

ワーママ転職の成功要因(スケジュール)

ワーママが求める「一定の勤務制度」「子育てに理解のある会社文化」が揃う企業で、自分のスキルや経験とマッチする求人が存在する確率は決して高いとは言えない状況です。

一般的な求人は時短勤務や子育て等の理解などに関して詳しく記載のないものが多いためです。

例えば、「時短勤務可能」と記載があっても「何歳まで制度を利用できるのか」は直接確認しないとわからず、確認作業だけで1〜2週間が経過したり、面接に行って初めて条件に合わないとわかることも珍しくありません。

ワーママにとってどれも譲れない選択肢の場合は戦略的に転職活動を進めないと手遅れになってしまいます。また先に退職してしまった場合は、猶予期間内に転職先を見つけることが必須となります。

選考期間の間延びには注意

転職活動でよく起こるのが家族や旦那との調整などで時間を費やし、選考期間が伸びていくことです。転職活動は他にも候補者がおり、1つの求人が埋まってしまうと同じ求人が登場することは同期間ではほとんどありません。

事前に家族の協力を得られるよう話し合いをするなどして、スムーズな選考を進められるように準備しましょう。

保育園が決まる前の転職活動は要注意

毎年秋頃になると保活をしながら転職活動を考える方が一定数います。もちろん無理ではありませんが、リスクを伴うことを覚えておきましょう。

仮に両方ともうまくいった場合でも、就業先の状況によってオフィスが移転したり、自治体によっては元の職場への復職を必要としているところもあります。

リスクは十分に考慮し、エージェント等にも伝えた上で活動を始めましょう。

ワーママ転職の成功要因(勤務条件)

まずはどういった勤務条件であれば転職後も無理なく働き続けられるかを把握しましょう。

時短勤務を第一条件にして転職する人が多いですが、必ずしも時短勤務での就業となるかは企業によってことなります。

例えば、午前8:00からの勤務開始時間が可能な場合、8:00〜17:00の勤務をすることができればフルタイム就業が可能です。

企業の就業条件を把握し、自身の条件と照らし合わせることで勤務条件を柔軟に考えることができるでしょう。

特に2020年6月以降のwithコロナの時代は働き方を見直す企業が多くなっています。

  • 資生堂:社員の出社を半減
  • Twitter:永久的なリモートワークを可能に
  • 富士通:基本原則テレワーク

最初から不要な制限をすることなく、できる限り転職活動が成功しやすい形での条件を設定しましょう。そのためには求人や企業についての理解が必要不可欠です。

ワーママ転職の失敗事例(40代・営業ポジション)

実際にあった転職活動の失敗例を見ていきましょう。

昨年の4月に元いた職場に復帰予定でしたが、どうしても働けるイメージがわかなかったのと、事前のミーティングで配属先の変更を伝えられていたので「自分じゃなくてもいいか」と考え、転職活動を始めました。

私は2回目の転職活動でしたので履歴書と職務経歴書を更新し、いくつかの転職サイトを見て、興味のある企業への応募をしました。ここまでで2週間くらいです。子育てしながら書類作成するだけでも必死なのですが、これが在職中で、となると正直不安だなと感じました。

ここまで2社で一貫した職種の元にキャリアを築いてきた自負があったものの、応募した3社は全て不合格でした。理由も「スキルマッチしないため」といった抽象的で当たり障りのないものばかりでした。求人を見ても「必須条件」には当てはまっているはずなのにお見送りになる理由がわからないままストレスを感じていました。

次に、ワーママ専門のエージェントに相談しに行きました。たまたまfacebookの広告で見つけたのですが、エージェントとの面談は初めてだったので、登録したもののなかなか面談調整までは行わずに止めていました。

ただ他の選考もうまくいかない上に、自分の条件に当てはまる企業がわからなかったため、一度だけ話を聞いてみようと決心し、面談に行きました。

1時間ほど話をした上で、5つの求人をしてもらって全てに応募することにしました。初めて書類選考が通過し、3社と1次面接することに。「さすが専門のエージェントだな」と感動していたのですが、その後は子供の発熱や夫の出張など、面接調整ができずに1週間ほど経ってしまいました。

その後、2社から「他で決まってしまいました」と連絡をもらい、あっけなく残り1社の選考を受けることになりました。とても真摯な姿勢の素敵な会社だったのですが、代表含めて社員の方がとても若く、正直そこまで魅力的には感じられていませんでした。

再度他の企業を自分で調べたり、ワーママ向けの求人に応募するものの、なかなか条件に合う企業は見つからず、資格を取得しようと考えるなどしているうちに復職のタイミングが来てしまいました。

結果、社内で働き始めてからは忙しすぎるあまり、やりがいを感じられない仕事でも続ける以外選択肢がなく、現職に在籍し続けるかパートや派遣に切り替えるか悩んでいます。

ハローワーク等も利用しましたが妥協すればもっと良い求人があることはわかっているものの、踏ん切りがつかない状況です。

求人数自体がそこまでないからこそ、チャンスが来た時に必ず対応できるような体制や家族の協力を仰いでおけば私の転職活動の結果は変わっていたかもしれないと感じています。

ワーママ転職の成功事例(30代・SEポジション)

子供が9ヶ月のタイミングで転職をしました。出産前に前職は辞めていたので転職活動時は無職の状態でした。

出産前に前職を辞めたきっかけは、実績を評価される会社で風通しが良かったものの、妊娠をして以降はなかなか結果が出せず、この状況で育児休暇を取得して復帰しても成果が出せないと感じたためです。

まずは大手の転職サイトから複数社応募して面接も数件参加しました。SE職に応募していたのですが、特に働き方に関しては求人情報にはない情報を面接で伝えられたり、時短とわかった途端に態度が変わったり、やはり一般的な求人情報だけでは活動自体も非効率な状態が続いていました。

そこでワーママ専門のエージェントの方との面接を通じて、転職活動の流れや知っておくべき企業のポイントについて話を伺い、まずは面接に行くための準備をすることにしました。

面接の対策はもちろん(ここはエージェントの方とマンツーマンで練習しました)、面接に行くために子供を預けられるのか、いつのタイミングまでに預け入れの可否は知っておけば良いのかなどを事前に確認しました。

そのあとにエージェント経由で応募していた1社との面接があり、選考が進んで行きました。面接のその場で次回の日程を決めたり、エージェントの方とスムーズにやりとりできたことにより計3週間で内定を獲得することができました。

転職活動は選考を進める企業の数が多いに越したことはありませんが、キャリアアドバイザーで子持ちという状況では求人はそう多くありません。1件1件がスムーズに進むように、事前にできる準備をしておくことが重要だと思います。

特にタイミング次第で求人の有無が決まるため、進めている1社をしっかりと進めることが重要だと考えています。

ワーママ転職の成功の条件

転職はもちろん人ごとに進め方が異なるものの、時間制約があり、求人が限られた状況では決して簡単なものではありません。

年齢が40代になってくるとさらに求人が少なくなることも事実です。

そのような状況でも転職を成功させるためには必要なことはプロに確認し、転職活動ができる体制を整え、来るべきタイミングでしっかりと動けるかどうかが鍵になります。

ワーママにおすすめの転職エージェント

まずはプロのエージェントに話を聞いてみましょう。

大手のアドバイザーも良いですが、やはり専門エージェントはママの状況に詳しく話も早いです。

正社員ワーママに特化したQOOLキャリア

QOOLキャリアは東京都を中心にワーママ向けの求人を紹介するエージェントです。

職種も幅広く対応しており、オンライン面接の相談、日程調整などを代わりに実行してくれます。

特に面接対策に力を入れており(無料)、初めてや久しぶりの転職でも安心して望むことが出来ます。

入社後のフォローが得意なエスキャリア

エスキャリアは女性向けのカウンセリング&エージェントサービスです。カウンセリングは有料になりますが、プロのカウンセラーが相手になるので、自分の希望や条件などが明確になるでしょう。

希望があればオススメの企業を紹介してくれるので、転職を本格的に開始する際に利用して見ても良いかもしれません。

アドバイザーが親身に寄り添うミートキャリア

昨年立ち上がったミートキャリアはカウンセリングをメインとしたサービスです。カウンセリング実績が豊富なメンターがキャリアの方向性を一緒に考えてくれます。

テキストでのカウンセリングも行っていますので、忙しい方でも無理なく続けることができるでしょう。

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